文化財防火デーに伴う消防訓練及び防火指導を実施

　令和６年１月２６日(金)、山口県指定有形文化財の徳修館（周南市大字安田）で、火災を想定した消防訓練及び防火指導を実施しました。

　消防訓練では、関係者の初動体制の確立や消火活動技術の向上、周南市消防団との連携活動体制の強化を図ることができ、実りある訓練となりました。

　また、防火指導では、消防用設備等の維持管理状況の確認や関係者に対して、火気管理等の出火防止対策について指導しました。

　文化財は、火災によりいったん焼失すれば、再び回復することができないかけがえのない共有の財産です。貴重な文化財を後世に継承するため、今後も訓練を重ね、被害の軽減に努めてまいります。

内容

　消火訓練

• 通報訓練 、初期消火訓練及び避難誘導訓練 （周南市地域振興部三丘市民センター職員）
• 消火活動訓練（中央消防署、周南市消防団第１方面隊、周南市消防本部（消防団活動調整））

　防火指導

• 文化財の管理体制
• 消防用設備等（消火器及び自動火災報知設備）の維持管理

初期消火訓練

通報訓練

消火活動訓練

防火指導

 

文化財防火デーとは

　昭和２４年１月２６日に世界最古の木造建造物である法隆寺の金堂壁画が焼損したことが契機となり、翌年に文化財保護法が制定されました。その後、昭和３０年に当時の文化財保護委員会（現文化庁）と国家消防本部（現消防庁）が１月２６日を「文化財防火デー」と定め、この日を中心として文化財を火災、震災その他の災害から守るため、全国的に文化財防火運動が展開されています。

 

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